こんにちは。
最近ラップのブームが来てるみたいですね。
アーティストは勿論、アイドルやPOPなんかにもラップが取り入れられ若者を中心にジワジワと浸透しているそうです。
今回はそのラップに関して書きたいと思います。
ラップはアメリカ発祥の音楽
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”ラップ”は1970年代頃に生まれた、言葉遊びによるアメリカ発祥の音楽の事です。
「貧困街」いわゆるghetto(ゲットー)に住む黒人、ギャング達がお金もなく、暇つぶしとしてラップをしていたのです。
この時のラップは今も継がれている”サイファー”が主でした。
”サイファー”というのは人間が円になり、1人がビートを口で奏で(ヒューマンビートボックス)またはラジカセを用意するか、アカペラで4〜8小節ごとに代わりながらラップをする。
というものです。文じゃわかりにくいかもしれないので動画を貼っておきます。
この動画ではイベント内でやってますが、他にも色んな方のサイファーがUPされてるので是非見てみて下さい^_^
サイファーからバトルへ
サイファーは僕が思うに、DIS(けなす)はあまりしないかな?と思います。
まぁ絶対とは限りませんし、1人がDISをカマせば自ずとバトルに変わりますし、サイファーは結構自由に遊べるラップとなります。
”バトル”は最初からお互いをDISり合う遊びの事です。
もうラップの原点ですね。
今じゃ超有名のEMINEMなんかも最初はバトルからここまで成り上がったのですから。
映画「8mile」はそんなEMINEMの半生を描かれてます。
バトルが主流になりすぎて一時期ギャングの抗争、小競り合いは銃の撃ち合いじゃなくてラップバトルで勝敗を決めるほどに。
言葉遊びで勝敗を決める……平和なんか物騒なんかわかりませんね^_^;
そんなラップバトルが日本にも渡り、流行りだしました。
”UMB”というラップバトルのイベントはとてもデカく猛者共がこぞって出場していましたね。
バトルの判定は?
バトルの判定は単純明快!
判定の時に客席に問い、歓声が大きい方が勝ち。微妙だったら延長戦。
最近ではアナログからデジタルに変わり、客席の声をメーターで表示したり判定も正確になってきました。
日本のラッパーは皆バトル上がり?
「ラッパー?じゃぁ即興ラップ出来るの?」
て。
売れてるラッパーもそうでないラッパーも皆が皆即興ラップや即興バトルが出来るとは限りません。
”KREVA”や”SKY-HI”はバトル上がりなので出来ます。
バトル上がりじゃないラッパー。
つまり、ラップに魅せられてラップを始めた方。
lyric(歌詞)を書いてビートに乗せてラップをする。という入り方をしたラッパーは必ずしも即興ラップが出来るとは限りませんよ。出来る人もいますが自信がない限り人前で披露はしませんね。
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ラップという武器をどう使うか?
ラップにも種類やジャンルがあります。
- アンダーグラウンド
- 西系
- 東系
- 歌モノ
- 即興
まぁこれは僕が聴いてきて、感じた違いですね。
微妙な違いかもしれませんが、よぉく聴いていると違いがわかってきます。そして自分の好みがどれかというのもわかります。
昔は西系とアンダーグラウンドをよく聴いていたのですが今は歌モノ以外聴いてます。
歌モノも聴いてたんですが改めてアンダーグラウンドや即興を聴いたら、「やっぱこれだな!」という結果になりました。
皆さんは皆さんの好みがあるので色んな曲、ジャンルを聴いてみて下さい。
即興でラップをするアーティスト、リリックを煮込んでラップするアーティスト。
違うようにも見えますが、メッセージ性という所では似ている部分もあります。
だから「ラッパー=即興ラップが出来る」とは思わないでください^_^;
皆それぞれのラップの仕方があり、そのラップという武器すなわちスキルをどう磨くか切磋琢磨しているのであります!
メディアに出れば叩かれがち?
まぁメディアの露出度が高くなればその分注目を浴びて心ない言葉や書き込みが増えるのはわかるのですが
HIPHOPアーティストは叩かれやすい傾向が昔からあります。
僕も昔は好きなアーティストやその時聴いていたアーティストが売れたら、もういいや。ってなって次なる良いアーティストや曲を探してました。
今は全然そんなん事はないんですけど、ネットとか見てるとやっぱり売れだしたら叩かれてるアーティストが結構います。
そこがアイドルとは違うファン層なのかな?^_^;
理由を僕なりに考えてみました。
フロウが変わる
主な原因はここじゃないかな?と思います。
フロウ(歌い方)が変わるアーティストって結構いるんですよね。
しかも認知度が上がったアルバム2枚目からとか。
HIPHOPアーティストってストリート上がりが多くて、ボイストレーニングとか音楽教室とか通ってなくてライブでただ言いたい事言って、人気になってくれば自主制作でアルバムを作り、口コミや大手CDショップなどで販売します。
聴いた事ない人も聴く機会になってアーティスト的にも聴く側にとっても良い事なんですが
2枚目から制作しようとすると、やっぱ人気もあってかエンジニアやプロデューサーなどがいて
「こうした方が売れる」
「フロウはこうゆう風に」
と注文してくるプロデューサーも中にはいると思います。
なんでフロウが変わってももうビジネスだから販売。
期待していたファンは「何か変わった?」という結果が物凄く多いです!
その「何か変わった?」がプラスに動けばいいんですが時にマイナスに動く事もあります。
そこから叩かれるであろう原因に繋がります。
メディアに出る事自体が間違い?
アメリカのHIPHOPアーティストを見て下さいよ。
じゃんじゃんメディアに出て映画に出たりしてますよ?
日本じゃメディアに出るだけで誹謗中傷書かれるのに…(ごく一部ですが)
多分、フロウの変化の関係もあるのか聴く側の独占欲もあるのか、メディアに出るとそれだけ注目されて新たな音楽プロデューサーが目をつけて甘い誘いをしてきそうだとか?
ラップはこうあるべき!が根強い?
逆に聞きたいです。ラップはどうあるべき?なのか。
昔からJ-POPにもラップを取り入れてるアーティストもいますし、ジャニーズでもラップを歌ってる方もいます。
HIPHOPを聴いてる人から良く言われる
「こんなのラップじゃないよ?」
…じゃぁどんなのがラップなの?
と、言いたくもなります。
HIPHOPアーティストが売れたら
「もうこの人はHIPHOPじゃなくなったね」
とまで言われます。
他のジャンルでも言える事ですが音楽は”音を楽しむ”ものであってジャンルに縛られるものではないんです!
HIPHOPアーティストは腐ってもHIPHOPのアーティストなんです!
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最後に
これはあくまでも”多分”ですが
僕が思うに、「にわか仕込み」と思われるようなラップやHIPHOPが叩かれるんじゃないでしょうか?
歌ってる本人は「にわか」じゃない!と思ってるでしょうけど、それが上手く伝わらなかったらネットで好き勝手書かれるのが現状です。
逆にどんどんメディアに出てHIPHOPアーティストが当たり前にテレビに出れる時代を作って行こうとは思わないんですかね^_^;
今のラップブームがその第一歩ならこの先HIPHOPが更に面白くなりそうな気もしますね^_^
今日はこの辺で。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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